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Cooky Etsucoの<Guitarの構造と電気系の考察>
“枯らす”ための コラム

Cooky Etsucoさんの“Gibson JAZZ GuitarJim Hall”の Guitarの構造と電気系編をこちらへ分けたんだってうっわ〜んヾ(δーδ)() 更に詳しくなる予定だとか\? ' ')/*☆。.'゚★。、::.::-…・ ・☆




ΨSubstance of The Essay♪Ψ
お目当てが一覧してわかるタイトル表をこちらにも付けましたぁヾ(*´x`*)ノ
手っ取り早く言うと 下の方にある エレクトリック・ギター奏者しか知らないギター用語満載の文章の見出し集なのです
見出しの数だけペ−ジが分散してしまうのは検索に不利ですが ドキュメント・ファイル形式にして同じ画像を共有しているので 移動が軽いということです 他タイトルの各見出しへは右はしの耳から行けます では・・ほい(9/23\ ' .'/〜*)☆。.'゚★。、::。.::-…・ ・☆

<“枯らす”ための コラム>'01/2/23∈
<Gibson's Catalogue>'02/6/10∈
< 鬼 からの質問状>'02/6/10∈
  ┗<ア−スの取回しの実際>'03/2/17∈
<スピ−カの基礎理論・肩代り童話〜癖 と技術〜>'02/9/23∈
≪ジャズ・ギタ−入手の実際≫'04/1/17〜7/23∈



< 鬼 からの質問状>'02/6/10∈
鬼 : 「 Cooky に質も〜ん!ヾ(δーδ^ノ。」・・・(笑)。

鬼 : 「Jim Hallの丸い乾いた音をストラトで出そうと思ったんだよ。
多分定石通りだと思う・・。アンプ側でボリュームを上げて・・優しく弾いたんだよ・・・」。

鬼 : 「そしたら('.δ^?・・。なぜか、1、2弦 だけがフニャっと・・間の抜けた音になったんだうっわ〜んヾ(δーδ^ノ。
友達に聞いたら、Extra Lightがいけない?ピックアップの問題って?・・。
ん('.δ^?・・。もっと・・わかんな〜い!ヾ(δーδ^ノ。」・・・(笑)。
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【ボディの要件は・・】
♪⌒ジム・ホ−ルはライト・ゲィジだよ。1弦で 9 ぐらいだけど・・。
本当は、ジャズしかやらないなら、Flat Wound=平巻き がいいんだけど、GibsonのG-1040ML(昔の040L)で1弦で 11 になってしまうって理由が先にあったかも知れない(^^;)。タル・ファ−ロウの太棹みたいな音は実にジャズらしい音してたからね♪
蛇足になるけど、タルが早いのは、低く張ったその太めの 平巻き の上を、滑らすようにピックを使っているからなんだよね♪高く張っても細い弦の方が撓んでくれていたチョ−キング用のピックでいいと思っていると、限界があるけど、弦が硬くてピックの弾力がなくても、“握り”を緩くすれば代りになるってことも言えるからね。そこで早く弾けるピック選びは、その人の“握り”にも因るけど、要は、“その人が高速トレモロをしてみて引っ掛らないピックが早い”ってことになるの・・。だから、材質や硬さ、形状によっても1個1個違う訳だから、厚さ何ミリのピックが一番“引っ掛らないか?”は、その人が触ってみないと一概には言えないね(^^;)。因に、Fender製ニッケル弦の 9 〜 40 が好きだった'81年のマイケル・シェンカ−は、ハルコ製ナイロンのハ−ドだったし、G-1040ML( 11 〜 51 )が多かった私は、Jim Dunlop製NYLONの.73MMだったけど、“握り”が一定だったせいか?7枚買った中の1枚はギタ−にもベ−スにも丁度いい硬さだったよ。
ジム・ホ−ルの話に戻って、
マイクの取付け位置だけは、フロントだけどややリア寄りという微妙な所のワン・マイク。穴の開いてないの先に買って、開けてもらわないとそうならないよ(^^;)・・。マイクの 6弦のネジ はうんと引っ込めないとハウる。
それから、ブリッジがJazz Guitarの一番違う所で、エボニ−かロ−ズウッドの木と決っているよ。“f”サウンドホ−ル デザインのア−チド メイプルトップ フルアコ−スティックボディという仕様の ES-175D というギタ−だよ♪

故にギタ−側ではやや硬めの音色になってると思う・・。それをアンプ側で甘くしているらしい♪
ストラトキャスタ-のシングルコイルは出た音からして甘い・・。最低でもハムバッカ−の解析力がないと“コシ”を拾う時ぼけるけど、付けてる?
アンプは甘さに節度がある真空管しか使わないそう(^^;)・・。極限まで甘くしても収まりがいい。
簡単に出せたらジム・ホ−ルは存在しないよ(笑)・・・。

ジム・ホ−ル : 『わっはっは(笑)。出せるものか・・・。』・・・(笑)。
2002/05/13━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


鬼 : 「 ES175D ?
ピックアップだけでなく、マイクもマウントしてあるの('.δ^?・・」。

鬼 : 「愛用のメキシコ産フェンダーはフロントからシングル・シングル・ハムバッカ−の順になってるよ。リア・ハムバッカ−はカリカリになるので使ったことないよ。
1、2弦 以外はそれなりに近い雰囲気の音が出るんだよ・・。
でも 1、2弦 は出ない(δーδ^・・。も、どしたらいいか?・・わかんな〜い!ヾ(δーδ^ノ。」・・・(笑)。
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【構造編】
昔は電気を通さないでリズム・ギタ−に使ったから・・、何も付いてないのも売っていたんだよ。・・オニはソト(笑)。

◆構造、電気系共にまず“上を確保”しておいてから“低いト−ン”にしないと、“上が短く”切れちゃうんだよ(^^;)。◆
今のならIbanezの PM100BK が近いかも知れない。ほら、ジム・ホ−ルと一緒にやっている人の(笑)・・。
ソリッドで再現するのなら?フロントの パフ (“Patent-Applied-For”。本物は高いのでコピィ可)推奨のハムバッカ−とマホガニ−ネックとのコンビネィションが欠かせないよ♪
ストラトキャスタ−は生音からして上が伸びないから、ブリッジにブラスを使うという手があるよ・・・。

【電気系編】
それから、大抵のピックアップで低音が出ればパワ−があると見なしているので・・、レゾナント・ピ−ク(共振周波数の中心。一般的に、可聴周波数を外して“上”か“下”になるように設定されています)にもよるけど・・、単純にト−ンを下げたんじゃ“上”がなくなってしまうよ(^^;)。
ラリ−=ディマジオ は、『ピックアップのサウンドは、インピ−ダンスや直流抵抗よりレゾナント・ピ−クに大きく影響される。』と言っているよ・・。
◆レゾナント・ピ−クを高くするには?巻数を少なくして磁力を大きくすればいいよ♪巻数はインダクタンスに関係があって、インダクタンスは低音に関係があるからだよ・・。コイルに磁界が作用すると交流が通り難くなって、この抵抗をインピ−ダンスと呼ぶよ・・。◆
『ロ−・インピ−ダンスがいい』と言うのは、インピ−ダンスが高いと位相差も大きい訳だから、電磁誘導作用が大きくなるので、パワ−は上がるけど、大きなエネルギ−を必要とする高い周波数は流れ難いからだよ・・。加えて、インピ−ダンスが高いと・・、巻き方にもよるけど・・、コイルの密着したワイヤ−間のちょっとした位相差は並列に加算されることが多いみたいで、これら無数のキャパシタンス(静電容量)が増加すると、もっと“下”までア−スされることになるので、高域特性が悪くなると言われているよ。
つまり ディマジオ がそういうことを言えるのは、容量を持たない特殊な巻き方ができるからだと思う♪それも生産技術的にね・・。店員が パフ直系 だと言うから買ったギブソンのオリジナル・ハムバッカ−(実測直流抵抗値 7.1Ω 。アルニコ5)よりも、直流抵抗が実測で 13.0KΩ もあった ディマジオ の X2-N (セラミック)の方が鋭い高音が出ていたからね・・。セラミック・マグネットの欠点を巻き方で見事にカヴァ−してしまった例だよね(^^;)。
ディマジオ の パフ ならこれに最適な巻数とアルニコ5が加わることになるから、鬼 に金棒ってことになるよね♪(笑)。
一般的には、Passive(電池不要の回路を言います。普通はこちら)の場合は低音のパワ−もなくなっちゃうけど、パラレル(並列)に配線したり・・、大径マグネット・スラッグの物に換えるとレゾナント・ピ−クは高くなるよ♪
後、6500回 という“巻数のマジック・ナンバ−”にこだわって採用している、ダン=ア−ムストロング みたいな人もいるよ(笑)。オ−ルド・ギプソンの パフ・ハムバッカ− とオ−ルド・ストラトキャスタ−のピックアップのコイルを解いてみたら、巻数が両方共同じなのを発見して驚いたんだって・・。
ダン が シェクタ− のために設計した Z+ は、バ−・マグネットの回りに直接ワイヤ−を手巻きで巻いた特許だよ。ボビンを使わない直接巻きは、電磁誘導作用と磁力の関係で言えば、直流抵抗は 10KΩ もあるけどレゾナント・ピ−クの高い、ハムバッキング・ピックアップでありながらパンチがあり高音がクリア−なサウンドに貢献してて、マグネットに関しては「アルニコよりセラミックの方が良い」と言っているセラミック派(磁力は弱いが 保磁力=1500-2200エルステッド は強いです)なんだけど、それでバランスがとれた設計だよ♪・・。
“ハンド・ワインディング”(手巻きと言っても“旧式巻線機”を使います。熟練を要するので'60年代からは新型の自動巻線機が普及しました)の全体的に緩くてむらがある巻き方はキャパシタンスをそこで持たない・・。ここでもセラミック・マグネットの欠点を“巻数のマジック・ナンバ−”でカヴァ−してしまったことになるよ(^^;)。
元PARACHUTEの 今 剛 のパンチの揃ったあの明るい音は、ム−ン のストラトキャスタ−についた シェクタ− の タップつきピックアップ を使っている内に、癖が付いてああなったらしいよ(笑)・・。今は セイモア=ダンカン のストラトを、ES-335TDのにってス−パ−・ハムバッカ−だからセラミックなんだけど、それに換装した物になってるそう。おや('.' ?)。でもハムバッカ−になったんだね♪・・・。

ジム・ホ−ルの音に戻って・・、ああいう低いト−ンをフワフワにならないで聴かすには、相反する二つの要素を両立させる、とても難しいバランス感覚が必要ってことだよ(^^;)・・。そっくりに真似るのは無理なのかもね。
真似ると言えば、ギタ−・ミュ−ジシャンの評というのは・・、
・ Activeの EMG のアタックで最大3V、Passiveなら小数点が付く電圧しか流れない所に、ギブソン、フェダ−に倣って家庭用の定格125Vの大きいスイッチ類を使うのがいいと思っていたり、
・ ・・かと思えば、日本のオ−ディオ用ボリュ−ムなら世界一なのに、壊れやすいCTS製や、もっと壊れやすい国産の楽器用のコピィの方がいいと思っていたり、
・ じゃあ耳がいいのか?と思えば、あの几帳面な セイモア=ダンカン でさえ、JAZZ BASS、P-BASSシリ−ズのリ−ド線はBASSで一応ハム・キャンセルだからか?シ−ルドにしてなくて、ノイズがジ−ジ−鳴っているのが売れていたりするんだから・・、矛盾だらけだよね(^^;)。
それなら先入観は一旦初期化して(笑)、“倍音は残しながら低いト−ンになる特殊回路”作ったらどう?これならできるよね┓('.' ?)┏(笑)・・・。

鬼 : 「できないよぉぉぉヾ(δーδ^ノ。」・・・(笑)。
2002/05/14━━━━━━━━━━━━━━┛


鬼 : 「こういうのをセミアコって言うの('.δ^?。・・ Cooky はウチ?(笑)。
長く弾いてた割には、構造、電気系チンプンカンプン・・・。
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【ハイ落ち防止法】
昔ながらの空洞になっているものをフルアコ−スティック、ハウ防止のブロックを入れたものをセミアコ−スティックと言うんだよ(^^;)。・・オニはソト(笑)。

@ 通常とは逆の、ベ−ス・ト−ン・コントロ−ルを作るには、ボリュ−ム・ポットを使ってコンデンサ−を通す量を可変するか?ボリュ−ム・ポットを使ってチョ−ク・コイルをア−スすればいい・・。チョ−ク・コイルの働きがインダクタンスだから、チョ−ク・コイルは低音を通す働きをするよ。
A 又、テレキャスタ−のボリュ−ム・ポットには、入力と出力の間に 0.001μf(1000pF) のコンデンサ−が付いているよ。こうすればボリュ−ムを下げても(抵抗が入っても)、0.001μf を通過することができる高音だけは確保されるからだよ・・。もっと“下”まで通したい時はキャパシタンスを大きくするよ。
B クレ−マ− ではト−ン・コントロ−ルを通常とは逆の、ボリュ−ム・コントロ−ルの出力(ポットの中央)に繋いでハイ落ちを極力防いでいたよ♪
C 一つのピ−クを設定するのは、“ LCネットワ−ク ”と呼ばれるパッシヴ回路を使えば、Qバンド(フィルタ−の影響が及ぶ周波数帯の幅)を狭くも広くも簡単にできるよ♪・・。 L はチョ−ク・コイルの働きのインダクタンス、C はコンデンサ−の働きのキャパシタンスのことだよ。
これは3ウェイ・スピ−カなどで周波数帯を3つに分けるのにも用いられ、計算式は
        1
L=――――――――
    (2πF)2乗×C
L はインダクタンスで単位はヘンリ−(H)、
π は円周率で3.146、
F は希望する周波数帯の中心周波数、
C はキャパシタ−の容量で単位はファラッド(f)。
∴ 0.1mf (日本では 0.1μf )は 0.0000001f だよ(笑)。
ギタ−だと、22μf ( 0.000022f )と 22mH ( 0.022H )で、ピ−ク 228.4486547Hz が使えたかな('.' ?)・・。
コンデンサ−とチョ−ク・コイルをシリ−ズ(直列)に配線するだけなので、これをピックアップとボリュ−ム・ポットの間に入れれば完成だよ♪・・。わかった?

鬼 : 「計算できないよぉぉぉヾ(δーδ^ノ。」・・・(笑)。
2002/05/18━━━━━━━━━━━━━━━━┛


鬼 : 「当時の パフ には、どうしてカバ−が付いていたの┓('.δ^?。
ディマジオ の パフ に絞っても種類が多くって・・、どれにしたらいいか?・・わかんな〜い!ヾ(δーδ^ノ。」・・・(笑)。
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【できるだけオリジナル】
DiMarzio の
PAF 、
PAF 7 - New 、
PAF Pro 、
PAF Classic Neck 、
PAF Classic Bridge
の中だったら PAF Classic Neck がいいよ♪・・。 PAF にニッケル・シルバ−製のカバ−を付けても同じことだよ。
現在では、パワ−を少しでも上げようとしてカバ−を外すんだけど、ヘビメタでないから(笑)、磁界の幅が広いクリア−なサウンドになった方がいいからだよ。
EMG (オ−バ−ランド)では特に磁界の幅を広くすることで、EMG-ハムバッカ− を、「クリア−ながらもパワフルなサウンド」と評される、ミュ−ジシャンの望むサウンドに仕立てることに成功しているよ♪・・。しかし、ギタ−・ミュ−ジシャンが、
・ 「磁界内に入れるコイルの範囲を広くするとパワフルなサウンドになる」と思っているのは半分しか当っていなくて・・、磁界の幅が細いイメ−ジからそう思っている、
・ 「クリア−なサウンドと薄っぺらなサウンド混同している」と、
・ 「シングルコイル・ビックアップの方が高域が強い。速いコ−ドワ−クで音像がぼけない。エフェクタ−のノリが良い」と、
・ 「六角ポ−ルピ−スで磁束を収束させて弦に当てた方がパワフル」
と矛盾しているよ(笑)。
磁界の幅が広ければ弦振動の感知が精密になるので、イメ−ジよりはずっとクリア−になる一方で・・、インダクタンスと磁力の関係がレンジをワイドにもするから、今まで拾わなかった重低音が尾を引く感じにはなるけれど、同じパワフルでも生音の“コシ”に相当するパンチの要素もあって、そういうワイド感はパンチって言わないからだよ(^^;)。
EMG が最終的に“クリア−ながらもパワフルなサウンド”にできたのに・・、磁界の幅の広さだけじゃなくって・・、バルトリ−ニ と並ぶActive(プリアンプ内臓と同義です)が得意なメ−カ−なので、初めから並列結線でバランスがとれるようにコイルとアンプを新設計したことで、低音までタイトに拾えるパンチが出せた影響が大きいと思う♪
因みに、そのアクティヴ回路がない、(こちらのパッシヴが普通です)、セイモア=ダンカン の クウォ−タ−・パウンド (フェンダ−のシングルコイルは、6個のマグネット・スラッグ の回りにワイヤ−を巻いた構造になっていますが、そのスラッグの直径を4分の1インチに拡張したものです)のに換えた場合は・・、マグネットはアルニコ5( 磁力=12500ガウス は最も高いです)。マグネットに力があるのでレゾナント・ピ−クも上がって、サスティンの微小な振動まで聞えるニュアンスは甘美でメロウなビンテイジ・サウンドと同じだけど、大径マグネット・スラッグは磁束の変化がより滑らかになるため、音の輪郭もはっきりして来てクリア−になる一方で・・、磁界の幅が広いのがハ−プに似た奥行き感を演出するのか?厚み、深みが増した音色になったけど、パンチは余り感じられなかったよ(^^;)。
ウイリアム=バルトリ−ニ はそういう磁束の変化とエレクトロニクスには特に詳しい、1980年には30以上の特許を取った人で、バルトリ−ニ の 6音ピックアップ とプリアンプ内臓ピックアップは有名だよ♪・・。JAZZの発展を願う立場としては、6弦別々に ディスト−ションをかけて、(KT77、KT88などの今も語り継がれる真空管の、出力段のオ−ヴァ・ドライヴまで 6ch に分けておくのが理想です)、6 Part 独立して作った音を最終的にハ−モニィにミックスすれば、“高度なコ−ド”を使っても濁らないはずだと思っているので、6音ピックアップ のような発想は大いに期待したいところだよ・・。レッド=ロ−ズ設計のベルベット・ハマ−のザ・ステレオ・ピックアップの 6弦独立コイル のように、1、3、5弦と2、4、6弦の2つにまとめて出力している例もあるので、結局4本指でやるんだから(笑)、ジム・ホ−ルの使用弦をよく研究して 4 Part 出力にリ−ド線を改造すると、物理だけではない音楽的にも実用的なものになるよ♪・・。
ただ、バルトリ−ニは「マグネットやコアの材質はサウンドに大きく影響しない」って言ってる、初期のグァルネリに似た構造主義者なんだよね(笑)・・。でもグァルネリがそうだったように、こういう Trial and Error=試行錯誤 を経た人が、後からいい材料も使うようになると 鬼 に金棒なんだよ♪(笑)。
さあ!その 鬼 はだれの説を信じるの?!

鬼 : 「だって(δーδ^・・。“何をやってもいいんだぁぁ”が口癖の先生は・・人気があったけど・・、卒業したら自分で選択できなかったうっわ〜んヾ(δーδ^ノ。」・・・(笑)。⌒♪
2002/05/19━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



"SCHEMATICS Guitar Parts Gibson Fender"という検索式で行けますが、リンクを付けましたぁ。メ−カ−が海外なのに日本語にこだわる方には(笑)、"回路図 ギター パーツ ギブソン フェンダー"という検索式もお奨めします♪


U字型拡大図

┗━16年経った時点で、この楽器の電気系はボロボロでピックアップを除いては使い物になりませんでした。楽器本体の木部はピックアップの穴を開けて貰って購入したので29年以上経っていますが、全然寿命が長いです♪

<ア−スの取回しの実際>'03/2/17∈
鬼 : 「どうしてもっと新しくできないの('.' ^?」。
Cooky : 『プリント基板を採用してもすぐに新しさとは何の関係もなくなってしまうからだよ』。
鬼 : 「えっ?どうして('.' ^?・・」。
Cooky : 『だって、ポットの寿命を考えたらプリント基盤ごと捨てるしかないじゃない?ポット、スイッチ、ジャック単体の雑音対策を実用的にする気がないのではどうすることもできないよ(^^;)』。
鬼 : 「実用的って?・・」。
Cooky : 『比べたらオ−ディオ用のポット、VIOLET N-245の方が持ったのね。現役の方が良かった(^^;)。同じギザギザになったシャフトで造らせても、楽器用のポットを少量復刻するんじゃ壊れやすいんだよね・・。他にも、ポットの金属ケ−スの上に親ア−ス線を施すしかなくて、その場合に硝酸入りペ−ストを使うことが電気系の寿命を縮めるって原因があるよ』。
(楽器用に適しているのはギザギザになったシャフトや構造よりも、音に出る“軽さ”です。ギザギザになったシャフトさえ諦めれば、つまりノブをネジ止め式から選べば、“耐久性能”の素晴らしいポットが何でも使えるようになります。但し、憧れのレス・ポ−ル・ゴ−ルド・トップのGold Top Hat or Bellノブは、ギザギザになったシャフト用でした。そしてギザギザになったシャフトのポットは、オ−ディオ用でも旧式の安物が多いです。そうした中で、このオ−ディオ用のポット、VIOLETだけはAMBERのGold Top Hat or Bellノブが付けられ、軽量でメッキも美しいという三拍子が揃っていたため、このポットになりました・・。しかし'04年の12月に、久し振りにこのポットがあった秋葉原RADIO STOREの入口へ行ってみると、既に店頭にはありませんでした。当時でも Aカ−ヴ は稀少だったこのポットが、纏まった需要もなく再生産されないとなると、この次はGold Top Hat or Bellノブの方をネジ止めに作り換え、“軽目の耐久性能の素晴らしい”ポットを捜した方が早いかも知れません)。

『ハンダは先に加熱してある分しか溶けないけど、瞬間勝負なら40Wで十分♪その時にできるだけ高速で活性で且つ低い温度で溶ける(Sn62%以上の)ヤニ入りハンダ(ロジン入りハンダ)をジュッ!コンデンサ−をワニ口で保護する(熱を逃します)にしても、ハンダの量が少ない方が上手ってことは言えるよ(笑)・・・』。
鬼 : 「ソリッドの場合にコントロ−ル・キャビティに伝導性塗料を塗って、それをシャシィの代りにしているシ−ルド方法があったけど、ああしたらだめなの?」
Cooky : 『ラグ板の経路を確保しないでポットの金属ケ−スを使う習慣から変えないと、どっち道、親ア−ス線がポットの金属ケ−スの上に∪字形にハンダ付けされるのなら、意味をなさないけどね(^^;)・・。だったら、PARTS単体で 完璧なシ−ルド を目差せばいいけど、金属缶でシ−ルドされた楽器用のジャックを見たことないものね。それでもお約束だからって弦ア−スだけはしてるんだから、普及しないPARTSは新しくならない訳なんだよね・・・』。
鬼 : 「実は回路図に書いてないア−スの取回しってわかんな〜い┓('.δ^;┏」。
Cooky : 『ボリュ−ム・コントロ−ルだって、ポットの上端にマイク出力が入って、中央のワイパ−(ブラシ)から取り出すまでの抵抗しか考えないと、テレの場合に1MΩの抵抗値を入れたのではパワ−が無駄になるように思えてしまうけど、ボットの下端はア−スに繋がっているんだから逆でしょ('.' ?)。ア−スとの距離はインダクタンスに関係があって、この上端→下端の抵抗値はピックアップと並列に入って全体のインダクタンスを下げているから、抵抗値が低いと、テレのような細い音が更に細くなるよね。第一、導体が終りなく接続されていることを回路と言い、切れていたら音出ないよ(^^;)。 鬼 は“低周波回路の1点ア−ス”って知らない?φ(゜▽ ̄ ^?\('.' ?)・・』。

【 ES-175D 属、レス・ポ−ル属の場合の“1点ア−ス”】
♪⌒ポット、スイッチ、ジャックの金属ケ−スへは回路図に書いてなくてもア−ス線を這わせます。シャシィに取り付けてある訳ではないからです。そうして、可能な限り“一本”のア−ス線か“近い”ア−ス線で網羅するように、シ−ルド被覆もア−ス線に含めて総合的に取回しを決め、シャシィへはこの親ア−ス線を“1点ア−ス”するようにしなければなりません。シャシィへの2点ア−ス、つまり『ア−ス線が輪になっているとハムを拾いやすい』と言われています。
例えば、トグル・スイッチからポットへ行く2本のシ−ルド被覆の内、両方を繋いでしまった時は、親ア−ス線とル−プになっているはずです(^^;)。ここでは下のボリュ−ム・ポット側が“近い”ア−ス線になるように残し、もう1本のシ−ルド被覆を片道にします♪即ち、4つのポットを結ぶ親ア−ス線が∪字形になるのは、ここではテイルピ−スへ行く道が“一本”のア−ス線になるためだったんですね・・。その∪から弦ア−スを取ってしまうと∩の方が“一本”にできるようにも思えて来ますが、∪の方がやっぱり上のボリュ−ム・ポット→ミニ・スイッチ→シ−ルド・プレ−トへ“一本”で行きやすいので、最初に∪にした人というのは実に先の応用例まで考えていたのですね(笑)・・・。
‡§‡-***-∽-*****-∽-***-‡§‡-***-∽-*****-∽-***-‡§‡

鬼 : 「知らなかった(笑)・・・」。
Cooky : 『こらこら(^^;)・・。フルアコの時はア−ス用編線でないと無理、ミニ・スイッチの穴へは錫メッキ銅線の単線を通しましょう。弦ア−スはしないけど、金属ノブには塩ビチュ−ブか網戸のゴム・パッキングを被せるといいよ。それから・・、ジャック、トグル・スイッチへのア−スとピックアップの黒・白を撚ってハンダ付けした剥き出しの線は、熱で縮むチュ−ブで絶縁するよ♪ア−ス用ラグ板端子の付いたポットとか、マザ−ボ−ドのような差込み式とか、そこまで実用的なPARTSが普及したらやり方が刷新するかも知れないけどね(笑)・・。わかった?\('.' ?)・・』。
鬼 : 「あのぉ・・。弦ア−スって何でしょ?しなくても気になる(笑)・・。それから、仰せに従うとポットの選定はどうなるんでしょφ('.' ^?」。
Cooky : 『弦アースというのは弦をア−スしている訳ではなくって、スティジでは“演奏者がア−スを触っていると”、ノイズが簡単に遮断できるというものだから、“人体ア−ス”だよね(^^;)。これは、電信柱の電灯線もどちらか一方がア−スされている訳だけど、そのア−スに演奏者の体を伝わった電気が近いほどそうなるの。だから、電源プラグを差込む極性によってもノイズの多い少ないがあるよ。
昔は電源回路のトランスを省いたトランスレス方式のアンプがあって、接地側になっていないシャシィを触ると感電したから、プラグを差込む向きには大いに神経を使ったよ(^^;)・・。もっとも、足→靴→床→建物を伝わった電気なので、100Vではなかったけどね。
Vocal用マイクのアンプにもトランスレスがあって、その極性がギタ−と合っていないと悲劇は起る・・。例えば、左手はノイズの少ない方の極性にした、ギタ−の弦を押えているから、次にマイクは右手を伸ばして握ろうとするじゃない?セッティングの手違いで極性が異なっていた場合、ほら!その100Vが左手→心臓→右手を一気に駆け抜けることになるよ!240V電源を使用するイギリス公演なんかでは、確実に天国の住人になってるよ(^^;)。
実は、ピックアップ・カバ−やブラス・ピックガ−ドを触れば、弦ア−スをしたのと同じことだけど・・、こちらは、右手のマイクと両方触る可能性が殆どないだけ、安全な訳だからね。
例えば、英語でCaptainと言ったら、それが船長か艦長か機長か監督か隊長か主将か(学級の)組長か級長か?は(笑)、現実を見て自分で想像しなければならないよね・・。でも説明不足ということは、現実を見ようとすることで起らなくなるじゃない?
漢字を使う国の人は言語が安全なら気分がいいから、“弦のア−スか”、“そう言えばア−スをしない事故があったな”と解釈してしまうけど、この現実とは逆の判断を、現代人が最強だと思っている 賛成⇔反対 は、変えることができないよ(^^;)・・。悲劇にとって致命的なのは、想像力の欠如だったんだよ。
◆だから、他社アンプとの組合せまで考えていない“弦ア−スは、どんな有名楽器店が勧めてもしなくていい”って言ってるんだよ』。◆
鬼 : 「ピェ〜ンヾ(∋ー∈^ノ。怖いのはよくわかりました」。
Cooky : 『ポットの選定は、窓の開いたのはそこからノイズが入るよ。ほんとは、シ−ルドの編線を剥いた先も金属缶の中に入れた後で、弦ア−スのことを考えるのが一番いいから、弦ア−スに反対している訳ではないんだけどね・・。時計回りに上げ切った付近をよく使うのならポットの B (ライナ−・タッパ−・ポット)、反対に、反時計回りに絞り切った付近の微調整が必要と感じた時はポットの A (オ−ディオ・タッパ−・ポット)ね♪楽器の時はシャフトを回したよく使う位置でのカ−ヴの緩やかさで選定するよ』。
鬼 : 「抵抗値はφ('. ̄^?・・」。
Cooky : 『それも微調整カ−ヴなのは同じぃ(笑)。ボリュ−ム・コントロ−ルの抵抗値はパワ−が無駄にならないって理由で1MΩが流行りだけど、するとピックアップによっては変化率が急過ぎるのね。そこで私はやっぱり500KΩの B に落ち着き、A が好きなGibsonは500KΩの A か300KΩの A になった・・。ほら!同じでしょ?\('.' ?)』。
鬼 : 「φ(~. ̄^)ZZZzzzzzzzどこがでしょ?・・・・・」。
Cooky : 『だめだこりゃΣ=(*゜▽ ̄^\('.' ?)。』・・・(笑)。⌒♪

Gibson's Catalogue

スピ−カの基礎理論・肩代り童話〜癖 と技術〜
ジャズ・ギタ−入手の実際
Gibson JAZZ GuitarでJim Hall